生命の危機とは具体的にはどんな事態なのでしょう・・・イメージできますか？

例えば、目を離したすきに子供が喉に物を詰まらせてしまって声を出すことができない・・・

例えば、野球少年の胸に強い打球がぶつかり、みるみる意識が無くなってしまう・・・

例えば、友人がスポーツの途中でうめき声を上げて倒れてしまう・・・

例えば、会社の上司が冷汗を流しながら激しい胸の痛みを訴えている・・・

例えば、急におばあちゃんの呂律が回らなくなって右半身が動かない・・・

こんなとき何の備えも無ければ、　“緊急”　ゆえにその場に遭遇した人は頭が真っ白になりパニックに陥るかもしれません。でも救命技術を学んでいれば、尊いいのちを助けることができる可能性が何倍にもなるでしょう。万が一そういった努力が報われなかったとしても、できる限りのことをやっていればきっと多くの人の心が救われるはずです。

アメリカ心臓協会（American Heart Association; AHA）は、心臓や血管の病気の治療とその予防に関して世界をリードし、救急蘇生の教育に大変な力を注いでいます。世界中で開催されている教育プログラムは、広く一般市民が参加できるものから、医療専門家にわたるまでそれぞれのレベル別に開催されています。 皆さんもAHAが開催しているトレーニングコースに参加し、　尊い　“いのち”　を救う一員になりましょう！

仙台ECCトレーニングサイトではAHAガイドライン2010に基づくBLSヘルスケアプロバイダーコース（医療従事者向け一次救命処置を習得するコース）を開催します。

エビデンス（証拠・根拠）の集積によりアップデートされた救命処置を1人でも多くの方に習得していただき、その結果として1人でも多くの　“いのち”　が救われることを期待しています。

皆様のコース参加をお待ちしております。

トレーニングサイト長：東北医科薬科大学救急災害医療学講座　遠藤　智之（えんどう　ともゆき）