当サイトの表示・動作は
IE6用に最適化されています

弘前ECC-CPRネットワークの活動

これをご覧のあなたは医療に携わっている方でしょうか。それともまったく関係のない方でしょうか。
どうでしょう、これまで緊急事態に遭遇したことはないでしょうか。
たとえば、目の前にいる中年男性が、突然、「胸が苦しい」と訴えているうちに見る間に意識がなくなって、呼吸と脈が止まってしまうような緊急事態。
たとえば、目の前にいる子供が飴玉をなめながら遊んでいるときに、突然、息が詰まり苦しがって悶えている緊急事態。
そんな緊急事態は、残念なことに、いつ、どこで起こるか予測もつかないのです。

「これまで医療に携わってきたけれど、あまり緊急事態に遭遇した事もないし・・・」って考えたりして、こんなふうに言われて、びっくりしたでしょうか。それとも、すごく当たり前のことを聞かれたように感じたでしょうか。
「最近、自分が勤務する病院内にAED(自動体外式除細動器)が設置された」という方もいらっしゃるでしょう。
「空港でAED(自動体外式除細動器)を見かけた」という方もいらっしゃるでしょう。
少し興味はあって、「勉強する機会があれば・・・」「教えてくれるところがあれば・・・」って感じていたのではないでしょうか。

緊急事態では、その場に居合わせたあなたが、その人の「いのち」をつなぐ鎖の最初の輪となるのです。
いつでも対応できるようにしておかなくてはならないのです。
その第1歩として、トレーニングコースに参加してみましょう。

アメリカ心臓協会(American Heart Association; AHA)は、心臓や血管の病気の治療とその予防に関して世界をリードしている学会で、救急蘇生の教育にも力を注いでいます。
その教育は、救急心血管治療(ECC)トレーニングプログラムと言われるもので、医療従事者へも、一般市民へも行われています。

心臓発作やそれに伴う不整脈や突然死、脳卒中などを含めた救急の病気へ対応できるように、心肺蘇生法はもちろんのこと、最も効果的なトレーニングが受けられるようになっています。
これまでは文字通りアメリカでしか受けることができなかったのですが、2002年に国際トレーニング機関(International Training Organization; ITO)を日本に設立して、2003年から日本国内でも認定トレーニングプログラムを受けられるようになりました。
そのAHAが認定しているトレーニングコースに参加してみましょう!

弘前ECCサイト スタッフ

弘前ECC-CPRネットワーク代表:弘前大学医学部 第二内科 花田 裕之(はなだ ひろゆき)